今回の骨折で今更ながら健康の有難さを実感しました。たまたま今回は、杖がなくても自力で歩けるレベルでしたが、
それでも足が痛いと活動が鈍ります。たとえ車で移動するとしても、駐車場から歩いて、目的の場所への移動は億劫です。
活動が鈍ると、次には気力も鈍ってきて、出かけようという気持ちもなくなります。まさしく悪循環が起こります。
「足は第二の心臓」とも言われます。心臓から一番遠い部分で、全体重を支えているのです。
心臓から送り出され、下ってきた血液をあらためて、心臓までポンプアップしなけれなりません。そのためのメカニズムも多分あるのでしょう。
歩き、活動することによって、そのメカニズムが正常に働くようになっているはずです。
このような素晴らしいメカニズム・能力はどうやって生まれてきたのでしょうか。
もしこのメカニズムの設計者がいたとすると、どれほど明晰な頭脳の持ち主だろうかなどと考えてしまいます。
生命体の素晴らしさを、あらためて考える機会を得えてくれた今回の骨折でした。
おまけのお話
今回の骨折で治療通院中に偶然、趣味の切り絵の取材が入り、
TVで放映(ムービー参照)されました。
それを見た看護婦さんや院長先生との話の中で、「切り絵作品を飾ってあげてもいいよ」との話になりました。
早速、TVで取り上げられた作品(元興寺の薬師如来立像)を持参、今、待合室の壁を飾っています。
「病院の待合室に仏像はどうなん?」と思う人もあるかも知れませんが、薬師如来は病から救ってくださる方ですから
良いとの院長先生の決断です。
これで県立民族博物館、20年通っている理髪店に次いで、第3番目の作品の常設展示場になって頂くことができました。
これがまさしく「怪我の功名」ってところでしょうか。
友人に話すと「転んでも、ただでは起きん奴」と褒めて(?)くれました。
(更新:2006.12.1)