趣味とは言うものの、年々規模が大きくなってきてはおりましたが、今年は一気にブレイクした感があります。
過去2年間の内にご来場頂き、感想文と共に住所・氏名を記入頂いた方約150人の方にダイレクトメールを郵送するなど、
地道な努力を続けたことも、来場・受講者を増やすことに繋がっていると思います。
しかし、今年は実に良いタイミングの10月18日付
「日本経済新聞の文化欄」
に記事として取り上げられました。ここで、ちゃかり展示会の宣伝もして頂きました。
本来は許されないことらしいですが、ダメ元でお願いしておいたら、
記事の最後にちょこっと触れてもらえました。
この全国紙の効果は想像を遥かに上回る凄まじいものでした。
最後の問題だけで大逆転するとしたら…
話はコロッと変わりますが、10問のクイズがあったとします。1問正解するごとに10点ずつ積み上げて行って、
いよいよ最後の問題に来たとき、「次の問題に正解すれば100点差し上げます。」
と言われたらどうなるでしょう。
多分ガクッと来て、今までの努力は一体何だったんだと思うでしょう。
そして、運悪く最後の問題に自分が不正解で、極端な場合、最後の問題だけ正解だった他人に
優勝を奪われたら、地道な努力がバカらしく思え、努力することをしなくなるでしょう。
なんとなく、今年はそのようなケースに思えるのです。
たまたま今回は、最後の問題も正解を出せたので大きくへこむこともなかったのですが。
来年はどうなるの?
来年どうなるのか思うと、怖さを感じます。
人間、いい目をすれば、当然記憶に残ります。そして次の年、以前のように地味なものに
戻ったとすれば「去年は良かったな」、「もう一度全国紙で紹介してもらえないかな」などと
思ってしまったら、まさしく童謡にある「まちぼうけ」の世界で、ゲームオーバーでしょう。
バブル景気がはじけた後の数年間、会社の売上げが年々大幅ダウンを続けたとき、
「以前は良かったなァ、営業努力しなくても邪魔になるほど、仕事の方から来てくれたのになァ」
と思ったことがあるのも事実です。
そのときは「いい夢を見させてもらった。あのときが異常で、今が正常に戻ったんだ。」と
思うことで乗り切ったように思います。
事実、営業努力なしに仕事が入って来る方が明らかに異常だったのです。
これまで展示した作品の販売もしていませんし、講習も材料費だけ頂く方式でしたから、来場者・
受講者が前年比の200%を超えようが、大きく下回ろうが会計面では関係ありません。
でも展示場が寂しくなると、気分的には多分へこむでしょう。
ただ、そんなマイナス面を考えることは止め、今年思いっきり来場者・受講者が増え、ご縁が広がったのだから、
それを大切にすることを考えようと思います。
また、3年間利用させて頂いた代官山の超一等地の展示施設が、非常に安く借りれるという状態が、未来永劫存続する
保証もないのです。
ここまで広がってきた、このご縁を今後も大切にして行きたいと思う今日このごろです。