話は変わりますが、無茶なスケジュール・ボリュームの業務、あるいはあまり気乗りしない業務を処理すれば、
当然疲れを感じます。
肉体面の疲れは、食事と睡眠、適度なアルコールで乗り切れます。
始末に悪いのは精神面の疲れです。
私の場合、夢や目的・目標が明確になっているときは、目もくれず邁進していて、ほとんど疲れを感じることはありません。
逆にこれらを見失っているときに、気分的に大きな疲れを感じます。
同じように感じられる方も多いのではないでしょうか。
ただ、問題なのは、精神面の疲れのリカバリー策が見つかり難いことです。
もし、間違ってアルコールで処理しようものなら、最悪な結果に繋がる可能性を秘めています。
夢の追い方、つきあい方
「夢は後ろ姿で見るもの」と思っています。
ただ、夢のその姿が見えないほど道のりが遠くて小さいと、なかなかやる気は起こりません。
努力次第で追いつけそうな距離が一番「ちからの素」になります。
マラソンがその良い例かと思います。前を行く選手の背中が米粒のように小さいと、なかなか頑張り
が出ません。逆に追いつけそうな距離になったとき、俄然力が湧いてきます。
目的や目標は達成せねばなりません。でも「夢」はちょっと違うと思います。
私の経験では、「夢」に追いついてしまったときは必ず「燃え尽き症候群」に襲われます。
これはかなり性質が悪く「慢心の素」にもなりかねません。いや、私にとっては完全に慢心してしまいます。
では、「夢」に追いつきそうになったときはどうすれば良いか。
私は、それまでの夢のレベルを1ランク、2ランクアップして先に行かせます。
このとき、間違っても「もうすぐ追いつけそうだから、この辺りで少し休もうか」との気持ちにはならないことです。
その時点で、それまでの「夢」は色褪せ、ちからを失います。
別に夢がなくても生きては行けますし、楽しく生活することも可能でしょう。
でも、年齢に関係なく夢を持つことによって、より「ちから」が出せ、より楽しく暮らせるのではないでしょうか。