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第40回 ワクワクすること


今年はどんな年に

 今年、私は年男で、厄年でもあります。
 「厄年」を広辞苑で調べますと、「人の一生のうち、厄にあうおそれが多いから忌み慎ま ねばならないとする年。…」とあります。
 元々、中国の陰陽道から来たもので、数え年で男性は61歳が最後であるのに対し、女性は38歳が最後です。 この歳を超えると、ひとまず安心といったところなのでしょうか。
 ただ、厄除けの祈祷をされている神社仏閣に行きますと、厄年の年だけでなく、その前後1年も注意が 必要と書かれています。  とりあえず私は、例年通りお正月に神社へお参りしました。

今年の目標は?

 人から、「今年やりたいことは?」とか「今年の目標は?」と聞かれると、残念ながら昨年の行事の継続 しか思い当たらない所が少し寂しいところです。
 厄年だから、新たな行動などを慎むべきという考えでは決してないのですが。

 仕事の方はと言うと、街中に出て「いらっしゃい!、いらっしゃい!」とやるわけでなく、 相変わらずの「果報は寝て待て」とばかり、クライアントさんからの話をひたすら待つ姿勢です。  このパターンが脱サラ後もう20年近く続いています。

 趣味の方はと言うと、これも昨年からの延長・継続になりそうです。
 ・雪のある季節にクロカンスキー
 ・1月から8月頃までは詩吟
 ・9月以降は切り絵

 これでも、ワクワク、ドキドキするものが全くないかと言えば、そうでもありません。
 ・業務
  どんな新しいテーマにぶつかるだろうか、新しいクライアントとの出会いはあるだろうかなど。
 ・クロカンスキー
  はじめて行くコースへの期待と、仲間の楽しい時間。
 ・詩吟競技会
  舞台袖での出番待ち時間などは、もう音が聞こえるほどのドキドキものです。
 ・切り絵の展示・講習会
  昨年の方は来てくださるだろうかとか、どんな新たな出会いがあるだろうかなど、ワクワクします。
  また、新作は何にしようかなど、それなりにいろいろあります。
  ただ、ドラスティックに「これっ!」といったものが挙げられない状況です。

ワクワク、ドキドキのレベル

 上記のワクワク、ドキドキはすべて過去の経験からある程度予測できます。 また、昨年乗り切ったのだから、なんとかなるだろうとの安心感もあります。

やはり、結果や反応が予測不可能であればあるほど、そのレベルは高まります。
 たとえば、
 ・初めてデートを申し込むとき
 ・初めて一人で一般道を運転するとき
 ・受験の合否発表のとき

 これらと較べれば、今年出会うであろうものは、遙かに低いレベルでしょう。

 一方、ドキドキ、ワクワク感は、当然のことながら結果に大きなリスクを伴います。
 逆にリスクがあるから、またリスクが高いほど、そのレベルは高まります。
 このリスクを回避するには、そのようなことを避ければ良いのです。 でもそれでは面白くないと、私は考えるタイプです。

 また、そんなにドキドキ、ワクワクしなければいけないのかと問われると、別になくったって、 済むわけで、第一、度を越したドキドキ、ワクワクは心臓に負担もかかります。
 それでも、小さくてもいいから初めての経験、体験は少しでも多くと、貪欲でありたいと思います。
 もっとも、体力面では無茶な負担をかけることは自重せねばならない時期には来ています。それこそ厄年ですし…。

 みなさんは、今年どのような年にと考えておられるのでしょうか。 

(更新:2007.1.7)