では、同じようにキーを持つコンピュータも眠るのだろうか。
最終的には電子のオン/オフ(流れる/流れない)で動いているわけで、眠るも何もないように思う。
しかし、コンピュータは電子デバイスだけで動いているわけではない。ハードディスクや
キーボードといった多くの機械部分があり、ひょっとすればピアノ同様眠ることもあるかも知れない。
我が家のメインマシンに限っては、ほぼ毎日立ち上げている。忙しくなくてもメールのチェックのために
毎日起動しているので、まず眠ることはないと思う。
そういえば、動作環境を揃えるためだけにあるマシンは、数ヶ月や長いときは半年ぶりに起動させることがある。
このとき起動中にフリーズすることがたまにあり、再起動を繰り返すと動く場合もある。
物理的な原因は、ハードディスクの不調とは思うが、それでも眠っていたことになる。
では我が脳は?
機械ですらそうなんだから、人間の「脳」などは使わないとさっさと眠ってしまうことだろう。
「毎日普通に生活や仕事をしているから大丈夫だろう」というのは甘い考えではないだろうか。
仕事をしていると言っても、ルーチンワークに乗ったことの繰り返しには、
脳は使っていないといえば嘘になるだろうが、少なくとも本気を出して稼動はしていないはずである。
脳が眠ってしまっては大変である。
果たして、私の脳は眠っていないだろうか。ちょっと心配になる今日この頃である。
(更新:2006.6.8)